磯部温泉と東武トップ、親子連れ誘客へモニターツアー

  • 2021年3月4日

廃線ウォークを楽しむ参加者

廃線ウォークや宝探し提案

 群馬県安中市や東武トップツアーズ、バス会社・ボルテックスアーク、磯部温泉などが連携し、20~21日、親子連れをターゲットにしたモニターツアーを実施した。旧信越本線跡を歩く廃線ウオークや鉄道博物館「碓氷峠鉄道文化むら」の見学、磯部温泉街を舞台にした宝探しなどで安中観光の魅力をアピール。参加者の反応や指摘を踏まえ、商品造成に生かす方針だ。

 鉄道遺産群や温泉などを親子で体験してもらうこのモニターツアーは観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業」で、新型コロナウイルスの影響を受けている観光関連業者を支援する狙いもある。

 6組の親子連れを含め、約30人が参加。20日午前、JR高崎駅からボルテックスアークが運行する大型バス2台で出発。消毒清掃はもちろん、運行中は外気導入モードで走行し、車内空気を5分間隔で入れ替えるという徹底ぶり。

 昼食は碓氷峠のふもとにある日帰り温泉施設、峠の湯で名物の「峠の釜めし」を堪能。その後、廃線ウオークを体験。

廃線ウォークを楽しむ参加者

 1997年に廃線となった旧JR信越本線(横川―軽井沢)。普段立ち入ることができないが、安中市観光機構が2018年10月に本線跡を歩いて碓氷峠を渡る初の廃線ウオークを実施。以後、鉄道ファンを中心に参加者が増え、年間約1300人が訪れるという。

 モニターツアーではヘルメットを装着し、ソーシャルディスタンス確保のため、イヤホンガイドを使用。また、市商工会や同機構と産学連携協定を結んだ育英短大の学生がガイド補助として参加した。往復40分ほどのツアーだったが、独特の雰囲気に子どもたちも目を輝かせていた。

 

鉄道ファンにはたまらない鉄道文化むら

 

 とうげのゆ駅からトロッコ列車に乗って鉄道文化むらへ。国鉄時代に活躍した車両などが常設展示され、碓氷峠専用電気機関車「EF63」が運転体験できるコースは人気の的だ。年間10万人ほどが訪れているが、現在、コロナ禍で客足は伸び悩んでいる。

 

宝探しのヒントを探す参加者

 

 宿泊先は温泉マーク発祥の地と知られる磯部温泉のホテル磯部ガーデン。県から「ストップコロナ!対策認定店」に認定されており、感染症対策はぬかりない。

 夕食前には事業説明会が開かれた。同機構の武井宏理事長によると、廃線ウオークに急勾配対応型の「レールカート」の導入が検討され、19年11月には実証実験が行われている。

 東武トップツアーズ高崎支店の松山侑介さんが実証事業の概要を説明。3月からカウンター店舗で映像放映やチラシ配布などでPRし、磯部温泉宿泊プランやオプショナルツアーとしての廃線ウオーク紹介、販売していく方針を示した。

 

安中市観光機構の武井理事長

 

事業説明会で宝探しイベントを紹介する磯部ガーデンの桜井社長

 

 また、磯部ガーデンの桜井太作社長は、温泉街に仕掛けられた謎を解きながら街中を巡るイベント「リアル宝探し オンセントレジャー 磯部湯宝ものがたり」を紹介。

 宝探しを手掛ける「タカラッシュ」と連携。主催は安中市と同機構で、磯部温泉観光旅館組合や東武トップツアーズ高崎支店などが協賛している。

 参加者は謎を解きながら磯部温泉に眠る金色に輝く「黄金泉」の場所を探す設定。屋外で実施するため3密を避けられる。桜井社長は「謎解きを通じて、磯部温泉の魅力を知ってもらいたい。廃線ウオークとともに、体験型観光の一つになれば」と期待を寄せる。

 翌日は参加者による宝探し体験。ポカポカ陽気の中、親子連れが探検に出発。おとうさんたちからは「けっこう難しい」とため息が漏れるが、子どもたちからは「解けた」という元気な声が飛び交っていた。

 

宝探しの参加冊子。謎解きしながら温泉街を巡る

 
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