相模鉄道を中核企業とする相鉄ホールディングスは2日、グループ会社の相鉄イン開発(横浜市)が11月1日付けで、ビジネスホテル「トレストイン田町」(東京都港区)、「トレストイン日本橋」(同中央区)の土地建物を取得すると発表した。買収額は非公表。両ホテルは東京電力と子会社の東電不動産が所有している。
相鉄イン開発は、ビジネスホテルを経営する相鉄イン(同市)に建物を貸し出し、相鉄インが営業を継続する。今後名称をブランド名の「相鉄フレッサイン」に変更する予定。
相鉄グループは、ビジネスホテル事業の規模拡大のために取得に踏み切る。東電は福島第1原発事故の影響で経営合理化を迫られており、本業に関係ない事業を売却し、ホテル事業から撤退する。
相鉄フレッサインは現在、東京、神奈川、千葉で7軒が営業中。今回の買収で9軒となる。