
松下電器産業のパナソニックシステムソリューションズ社は、フルIP対応の監視カメラシステム「i−pro(アイプロ)シリーズ」のラインナップとして、「ネットワークインターフェースユニットDG−NT314」を15日に発売する。従来機より機能面を強化したモデルで、画像認識機能を搭載し、不審者検知の精度を向上させた。
新たにAVMD(拡張ビデオモーション検知)を活用した画像認識機能を搭載した。AVMDは、木の揺れなどさまざまなノイズに影響を受けず、対象が小さい場合や証明に変化がある場合でも、非常に高い精度で人や車を区別して検知できる技術。人以外の動く物も検知してしまう従来カメラの検知システムで課題になった誤報や検知精度を飛躍に高めた。
最大4台のアナログカメラ映像をデジタル変換し、JPEG・MPEG−4方式でネットワークに配信する。MPEG−4による動画性の高いモニタリングと、JPEGによる高精細録画の同時運用も実現している。
接続された4台のカメラ映像は、LANあるいはインターネット上のクライアント側パソコンから同時にモニタリングすることが可能。接続された屋外ハウジング一体型カメラやプリセットコンビネーションカメラの制御をパソコンから遠隔操作も行える。
i−proシリーズは、IP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応している。
