秋田県仙北市の田沢湖・角館観光協会(佐藤和志会長、468会員)が発足した。これまで田沢湖、角館、西木の三つの観光協会があったが、地域の観光産業の振興を図ることを目的に改組した。発足セレモニーは1日、角館駅前の憩の場スタシオンで開かれた。
初代会長に就任した佐藤氏は「町村合併13年目にして地域の総意のもと、観光協会が一本化できた。今後、仙北市の誘客宣伝への成果にご期待いただきたい」と抱負を述べた。
発足セレモニーには、門脇光浩・仙北市長、草彅作博・秋田県仙北地域開発局長、菊池正・JR東日本執行役員秋田支社長をはじめ、自治体職員、観光事業者ら約110人が出席。除幕式とテープカットが行われた。
来賓の門脇市長は「観光産業には永続的なつながりをもった新たな価値観の創造が求められている。さまざまな資源と人材のもとに知恵を結集し、サスティナブルツーリズムを目指していこう」と呼びかけた。
田沢湖・角館観光協会では、観光資源の見直し、情報発信の強化などについて検討し、誘客宣伝事業などを展開していく。