熊本県と日本電気(NEC)はこのほど、「持続可能な新しい観光地域づくり」を実現するための包括連携協定を締結した。
現在、国内の数多くの地域で少子高齢化に伴う労働力不足の深刻化に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大も、地域のさまざまな産業に甚大な影響を与えている。こうした中、新しい行動様式(ニューノーマル)も念頭に置いた持続可能な新しい観光地域づくりの検討が重要になっている。
今回、熊本県とNECは世界トップクラスの評価を受けている顔認証技術を活用した顔情報を共通のIDとするデジタルIDによって、店舗や施設などのさまざまなシーンで「非接触」「手ぶら」「決済」などのサービスを実現する共通認証基盤を用い、熊本地震からの復興を目指す阿蘇地域において実証を行う。「快適で満足度の高い観光体験の実現を目指す」としている。