総務省はこのほど、家計調査報告の5月分を公表した。同月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり25万2017円で、前年同月比で実質16.2%減と大きく減少し、8カ月連続の減少となった。10の費目別では、教養娯楽が37.9%減の2万325円と、6カ月連続で減少した。
教養娯楽は宿泊料、国内パック旅行費などの「教養娯楽サービス」が減少した。
交通・通信は22.4%減の3万4248円と、8カ月連続で減少。鉄道運賃、有料道路料などの「交通」が減少した。
減少はこのほか食料、住居、光熱・水道、被服および履物、保健医療、教育、その他の各費目。増加は家具・家事用品のみだった。
同月の2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実収入は1世帯当たり50万2403円で、前年同月比で実質9.8%増と、5カ月連続で増加した。