北海道・洞爺湖温泉の観光シーズンを飾るロングラン花火大会が4月28日に始まった。洞爺湖温泉観光協会の主催で、今年で36回目を迎えた。10月末までの6カ月間、温泉街前の湖面を舞台に、毎日約450発の花火を打ち上げ、観光客を歓迎する。
洞爺湖温泉の観光は、1977年の有珠山噴火で大きな打撃を受けた。減少した観光客を呼び戻し、温泉街を再生しようと、花火大会が始まった。恒例のイベントとして定着し、多くの観光客を集めている。
洞爺湖では、2008年にG8サミット(主要国首脳会議)が開かれ、海外での知名度が高まったほか、地質資源が世界ジオパークに登録されている。洞爺湖温泉観光協会などではさまざまなイベントを開催し、国内外の観光客の誘致に力を注いでいる。