教育旅行の魅力を発信
沖縄県は、日本の中でも独特な風土の中で育まれた歴史、文化などの魅力をアピールし、教育旅行の誘致に取り組んでいる。国内外からの継続的な教育旅行の定着を図るため、さまざまな支援事業を実施し、満足度の向上を図りながら、新たな市場開拓に取り組んでおり、2019年度は、より充実した教育旅行の魅力を発信することを目的に、キャリア教育調査事業を展開した。
これは、学校側の具体的なニーズや県内外の先進事例、県内事業者の受け入れ態勢の現状と、受け入れ態勢構築に向けた課題などの調査分析を行ったもの。これを生かし、今後は、県内事業者とも連携を図りながら、キャリア教育、SDGs(持続可能な開発計画)、探求学習などの要素を含んだ新たな教育旅行のメニューを提案する予定だ。
また、沖縄での教育旅行を検討している学校関係者や旅行会社などに向けて、その魅力や、学習効果を広く発信し、積極的な相談を行うことを目的に毎年「沖縄修学旅行フェア」を開催するほか、全国各地での「修学旅行説明会」を執り行う。併せて、教育旅行の事前、事後学習や、新規で検討している学校へのサポートも継続的に行う。
「学校のニーズに応えることができる『歴史』『文化』『自然・環境』『平和』など全ての分野における学習ができる。また、リゾート地としての非日常体験も可能なことから、教育旅行実施地域としての総合力が高く評価されている」と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の教育旅行チーム。
沖縄教育旅行に関する問い合わせは、OCVB本社(沖縄県那覇市)TEL098(859)6125、もしくは、同・東京事務所(東京都千代田区)TEL03(5220)5311まで。
シーサー