沖縄ツーリスト(OTS)グループのOTS MICE MANAGEMENT(OMM、沖縄県那覇市)は7月21日、琉球放送(RBC)から出資(第三者引受増資)を受け、業務提携を行った。旅行・観光業と放送業のコラボレーションを実現。OMMが持つ公共施設予約管理システム「SPMクラウドシステム」を軸に両社でIT投資を行い、新ビジネス分野を切り開く。
提携は、沖縄県内8企業によるスタートアップ創出・育成プログラム「OKINAWA Startup Program2020」をきっかけに実現。今後は両社の強みを生かし、プロジェクトを始動するなど新たなコンテンツ事業に着手する。
沖縄ツーリストの東良和会長は、「OMMは、コーポレートゲームスという英国拠点の国際的スポーツイベントを沖縄に誘致するために設立した会社。イベント事業を軸とするほか、2017年ごろからは、『SPMクラウドシステム』を開発し、その販売と保守事業も始めている。今後は、RBCの情報量、発信力、信用力とOTSの送客力、旅行企画力による相乗効果で沖縄観光の復活に貢献したい」と話す。