
新ビジョンについて説明する伊達社長
新中期ビジョン「Advance2030」発表
森トラスト(東京都港区)は6日、コンラッド東京(同)で記者会見を開催し、新中長期ビジョン「Advance2030」を発表。同社代表取締役社長の伊達美和子氏は、同ビジョンのもと、2030年度までに新たに1兆2千億円の投資を行い、同年度の売り上げ目標を3300億円とし、その達成に向けた戦略について説明した。
同社は16年、「日本のグローバル化」「地方創生」に向けた強い財務基盤を維持しながら、安定的な成長を目指す中長期目標「Advance2027」を策定し、27年度の売り上げ目標2300億円、営業利益500億円を掲げ、不動産、ホテル、投資の各事業を推進してきた。19年度から4期連続で同目標数値を達成し、賃貸関係収益、ホテル関係収益も過去最高の売上高を更新していることを受け、今回の新中長期目標策定に至った。
Advance2030では、30年度までに1兆2千億円の事業投資を行い、決算セグメントの賃貸関係事業、ホテル関係事業、販売関係事業の収益がいずれも千億円超の達成(23年度の売上高の見込みは、賃貸関係事業が900億円、ホテル関係事業が630億円、不動産販売事業が1020億円)を目指し、その他事業を含む30年度の売り上げ目標を3300億円とした。
2千室の新規客室提供目指す 新業態のホテル事業にも注力
ホテル&リゾート事業では、軽井沢万平ホテル(長野県軽井沢町)の大規模改修、改築事業や、ホテルインディゴ長崎グラバーストリート(長崎市)の開発事業などを推進。開発中も含めて25件の計画を全国で進行していく。
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