東武トラベル協定旅館・観光施設・運輸機関の3連盟は11日、マレーシア・クアラルンプールで訪日観光を取り扱う現地旅行社を招いてインバウンド商談会を行った。誘致活動には東武鉄道をはじめ、東武タワースカイツリー、東武ホテルグループ、東武百貨店などから社員も参加し、東武グループをあげて日本観光のアピールに努めた。
協定旅館連盟の飯田満治副会長(九十九島観光ホテル)をはじめとする3連盟の会員、東武グループ各社員を合わせ、参加者は60人に及んだ。マレーシアの旅行会社からは、ビザ解禁や近年日本観光に期待を持った39社76人の関係者が集まり盛大に商談が進んだ。
商談会は地域を13の地区に分け、東武グループを加えて18のブースで実施した。地区ごとにポスター、パンフレット、グッズなどを配置し、英語のパンフレット、資料などをもとに参加者それぞれが熱心に売り込みを展開。旅行会社からは熱心な質問が繰り出されるなど商談はあちらこちらで熱を帯びていた。
東武トラベルの竹生博・スカイツリー営業推進部インバウンド担当課長は「初めてのアセアン、イスラム圏での商談会だったので仕事に結びつくのか危惧していたが、多くの旅行会社に来てもらい、関心も高く、手ごたえを感じた」と話す。
3連盟が現地に赴いて開催するインバウンド商談会は、2010年度の香港を皮切りに韓国・ソウル、台湾と毎年、回を重ね、マレーシアで4回目となる。東武グループも毎回参加している。
東武グループあげての商談会