JR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)は9月17日、能登半島地震で被災した奥能登地域の復興支援拠点・中能登町と連携し、ネット限定の団体型モニターツアー「『中能登町』は能登の元気を支えます! 防災の学びと能登の冬を代表する発酵文化の魅力を体験する3日間」を発売した。中能登町が発信する防災知識の周知拡大と、能登地域の発酵文化を通じた魅力発信を目指し、11月26日東京発の2泊3日プランとして提供する。
ツアーは、地域の持続的な発展を目指す「びゅうサステナブルツーリズムプロジェクト」の取り組み。能登半島地震で被災した能登地域の復興に向けて、「地域観光新発見事業」として観光庁から支援を受け、観光地としての基盤作り、魅力発信を目的としている。
今回販売する旅行商品は、11月26日に新幹線で東京駅を出発する、2泊3日のプランを設定。復興支援拠点の中能登町を起点に、能登の伝統的な食文化である「発酵食」に焦点を当て、体験を通じて魅力を体感できる内容となっている。
ツアーには、保存食として評価の高い「かぶら寿司(ずし)づくり体験」=写真=や「どぶろくづくり見学」などが含まれているほか、震災当時の状況や復興支援拠点としての中能登町の取り組みを説明。「防災体験」として保存食の試食や、段ボールベッドづくりなど、“もしも”の時に役立つ防災の知識を学ぶことができる。このほかにも、ツアー内には久氐比古神社の見学や、和倉温泉・兼六園などの街歩きなどが組み込まれており、能登・金沢エリアを3日間で堪能できるプランとなっている。
ツアーの募集人員は30人(最少催行人数は8人)。旅行代金は、3~4人1室利用時で5万4800円(大人1人当たり。以下同)、2人1室利用時で5万8800円、1人1室利用時で6万4800円。申し込みは、同社が運営する「日本の旅、鉄道の旅」サイト(https://www.jrview-travel.com/reserve/travelItem/detail?courseNo=24B5116)で受け付けている。