東北観光推進機構(会長=高橋宏明・東北経済連合会会長)は11月から、大手旅行会社5社の各協定旅館ホテル連盟と共同で、観光振興キャンペーン「もう一度東北 もう一泊 東北福幸キャンペーン」を始めた=写真はチラシ。各旅行会社を通して協定旅館・ホテルに宿泊した人のうち500組1千人に、宿泊券を贈るもの。キャンペーンにより、東北域内への宿泊旅行需要の活性化と、観光による人の流動の促進を図りたい考えだ。
JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、トップツアー、名鉄観光の各協定旅館ホテル連盟と共催する。
キャンペーンに応募するには、域内540軒の宿泊施設に設置のキャンペーンチラシが必要。チラシの裏に付いた専用応募はがきに、各宿泊施設で宿泊確認スタンプを押してもらい、必要事項を記入して郵便で応募する。応募の際には、招待宿泊を希望する都道府県を選ぶ。
当選の場合には域内210軒の対象宿泊施設のうち、希望した都道府県のリストにある宿泊施設に利用者が直接宿泊予約をする。
第1期を来年1月10日まで、第2期を来年1月11日〜3月30日とし、それぞれ250組500人ずつにペア宿泊券を贈る。第1期分の宿泊券の利用期間は来年2月1日〜4月27日、第2期分の利用期間は来年5月6日〜7月20日とした。
「震災以降首都圏からのお客さまの呼び込みに力を入れてきたが、東北域外からの宿泊者に限定しないことで、域内流動の活性化にも寄与したい。当選をきっかけに旅行に誘い合うなどして、1人でも多くの人に東北での宿泊を楽しんでもらえれば」と同キャンペーン事務局の長谷川博樹・東北観光推進機構国内事業部長。
旅行会社のパンフレットなどでの告知なども奏功してか、キャンペーン開始から約3週間で700通の応募があり、出だしは好調という。