東北観光推進機構、タイにトップセールス


東北の首長、タイの観光関係者らによる記念撮影

 東北観光推進機構(小縣方樹会長=JR東日本副会長)が、東北への外国人旅行者誘致を強化している。8月27日には、東北6県と新潟県、仙台市の首長らが参加して「バンコク・日本東北トップセールス2019」をタイ・バンコクのインターコンチネンタルバンコクで開いた。各県の知事をはじめ、東北の行政、経済、観光業界の代表者らによるトップセールスが行われた。東北の歴史や自然、温泉、観光地などを紹介。日本側の関係者がタイの政府や観光業界の関係者に東日本大震災からの復興をアピール、各県の夏祭りやスノーイベントなどの魅力を訴えた。

 トップセールスの団長を務めた小縣会長は「訪日旅行者の伸びが著しいタイに、東北の官民トップが一体となってバンコクを訪問した。タイの政府関係者、観光関係団体および空港会社との交流により双方向交流の促進と相互の関係性を構築・強化していく」とあいさつした。

 東北各県知事、副知事、推進機構が観光のトピックスなどを説明し、東北旅行の拡大に向けた協力を要請した。

 東北トップセールスは、2016年4月にJR東日本と共催したシンポジウムで各県知事の賛同を得たことで始まり、18年の中国・大連に続き今回で4回目のプロモーションとなる。

 8月24、25日には、タイの商業施設で「ガーン・ティアゥ・トーホク・イーブン(日本東北観光フェア)」として訪日プロモーションを開催した。主催者の日本政府観光局(JNTO)の清野智理事長をはじめ東北観光推進機構の紺野純一専務理事が、タイの市民らを前にあいさつ。すずめ踊り、ねぶた囃子(ばやし)などのオープニングアクトに続き、ステージパフォーマンスの披露や東北観光ブースの出展を行った。タイの旅行会社による訪東北(訪日)旅行商品の販売促進も行われた。

 東北観光推進機構では今後、点から面へ7県の広域連携を強化。21年4月から6カ月間にわたる東北デスティネーションキャンペーン(DC)に向けて情報発信を強化し、国内外からの誘客拡大を目指す方針だ。

 日本(東北)側からの参加者(敬称略)。

 小縣方樹(東北観光推進機構会長)▽柏木司(青森県副知事)▽保和衛(岩手県副知事)▽村井嘉浩(宮城県知事)▽佐竹敬久(秋田県知事)▽吉村美栄子(山形県知事)▽井出孝利(福島県副知事)▽益田浩(新潟県副知事)▽高橋新悦(仙台市副市長)▽向田吉広(東北経済連合会副会長)▽鎌田宏(東北6県商工会議所連合会会長)▽吉田圭吾(日本旅行業協会東北支部支部長)▽紺野純一(東北観光推進機構専務理事)


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