JR東日本はこのほど、「JR東日本 地域共創アワード」第1回の最優秀賞と優秀賞を決定したと発表した。最優秀賞に青森県弘前市の「持続可能なりんご産業発展に向けた取り組み」が選出されたほか、4団体が優秀賞を受賞した。
今回で1回目となるJR東日本 地域共生アワードは、東日本エリアの地域共創を促進することを目的に創設された。JR東日本グループと連携し持続可能な地域づくりに向けた取り組みのうち、特に優れたものを年1回の頻度で表彰する。
持続可能なりんご産業発展に向けた取り組み=写真=は、高齢化による事業継承が懸念される弘前市のりんご農業において1日単位で農業アルバイトができるアプリ「daywork」を活用し、人出のピークとなる収穫期にJR東日本の社員が副業やボランティアで農作業を支援し、労働力を確保する取り組みを実現したことが評価された。
優秀賞の受賞団体と取り組み名は次の通り。
(1)Stella、Sail on Japan(秋田県横手市)「地元高校生の新たなチャレンジ! 横手駅に高校生ジェラート店『Stella』がオープン!」(2)利府町(宮城県)「知られざる新幹線の魅力を体験! 利府町×新幹線総合車両センター特別公開ツアー」(3)高畠町(山形県)「地域(自治体)と連携した伴走型の海外事業モデル」(4)Reborn―Art Festival(宮城県石巻市)「JR石巻駅構内への『Reborn―Art STAND』出店」
JR東日本によると、アワードの最優秀賞は同社の宣伝媒体を通じて広く紹介するほか、優秀賞も含めた具体的な取り組み内容などを同社公式ページで掲載する予定。