昼神温泉(長野県阿智村)の活性化や誘客事業などを担う地域マネージメント会社、昼神温泉エリアサポート(昼神温泉観光局、伊壷真司社長=清風苑)がこのほど、営業を開始した。
同社は村と地元の旅館・ホテル、飯田信用金庫が出資した第3セクターで、資本金2016万円。うち、村が1600万円を出資。同温泉ガイドセンター内に拠点を置き、(1)地域イメージ戦略の策定や観光資源の開発(2)広報活動やエージェントなどへの営業活動(3)食材や備品などの共同仕入れーなどの業務を行う。
同温泉は中京圏の利用者が中心で、年間宿泊客は約50万人、日帰り客約25万人だが、客足はやや減少傾向にあるという。「(中京圏はともかく)全国的な知名度は低い。大きなマーケットに向け打って出る必要がある」と木下昭彦専務はいう。視野に入れるのは東京を中心とした首都圏だ。
近く第2種旅行業の免許が登録される予定であり、登録され次第、地元発着バスツアーなどの商品を企画・造成し、販売する方針だ。