日観連がHPをリニューアル、土産品の販売も


新しい「やど日本」(テスト画面)

新しい「やど日本」(テスト画面)

 日本観光旅館連盟(佐久間進会長、4181会員)は10月31日、宿泊予約機能を持つ連盟のホームページ(HP)「日観連やど日本」(http://www.nikkanren.or.jp/)をリニューアルした。トップ画面を刷新。オンライン・ショッピングモールとの提携により会員施設が取り扱う土産品をネット上で販売できるコーナーを近く新設する。4千を超える旅館・ホテルを網羅した宿泊情報サイトとして、アクセス数を向上させ、会員施設の宿泊客獲得を支援する。アクセス数、宿泊予約件数ともに現行の5割増を目指している。

 やど日本は、地域やキーワードから会員施設を検索でき、設備やサービスのデータも入手できる。即時予約機能を持つほか、会員のオリジナルHPにもリンクを張る。昨年度の予約問い合わせ件数は1万1333件、成立件数は4855件。1日平均で約2万5千ページビューのアクセスがある。

 アクセス数を向上させる方策の1つとして土産品に着目。会員施設が取り扱う土産品やオリジナル土産品を販売できる「全国お土産自慢」コーナーをオンライン・ショッピングモールの運営会社グーテンと提携して開設する。

 土産品はやど日本を経由してグーテンの専門サイトに出店される。グーテンのサイト内にも、やど日本の土産品を特集したページなどが掲載される予定で、グーテン利用者のやど日本への誘導も期待されている。

 日観連事務局では会員施設の出店を募集中。グーテンに対する出店料金は各施設の負担だが、日観連向けの特別価格として初年度費用は初期登録費1万円とシステム利用料(年額)3万円の計4万円。売り上げに応じて成約手数料などがかかる。

 トップ画面には、本部や各支部のキャンペーン、会員施設のPRに利用できる広告バナーも新設した。このスペースを活用し、一般消費者を対象とした宿泊券のプレゼントキャンペーンなども計画している。

 リニューアルの最大の目的は、アクセス数の増加を通じた会員施設への誘客促進にある。日観連の中村義宗専務理事は「やど日本から会員施設へ、また、会員施設のHPからやど日本へ、というように相互に情報を発信すれば、4千会員という数のメリットをさらに生かせる。リニューアルを宿泊客の増加につなげたい」と話している。

 来年度以降は、会員施設のデータ更新による宿泊検索機能の充実などを進める考え。

新しい「やど日本」(テスト画面)
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