旅館業の人材育成・確保に向けた研修事業が10月から始まる。日本観光協会主催の「旅館おもてなし研修」と「旅館客室流通販売スキルアップ研修」の2講座で、旅館で働く人や経験者、求職者などを対象に実施する。
接遇について学ぶおもてなし研修は在宅研修形式とし、教材「日本の宿おもてなし検定」初級公式テキストを基に、知識を習得してもらう。習得した知識はウェブテストを受けて確認する。
募集人員は5千人。募集期間は11月10日まで。定員になり次第締め切る。テキストは12月上旬発送し、ウェブテストは来年1、2月に実施。合格者には修了証を発行する。教材、ウェブテストは無料だが、教材送付代は受講者が負担する。
中級レベルは座学の研修会を全国8会場、計10回実施。12月8日の札幌(会場は札幌ビジネスセンターを予定)からスタートするが。各回50人の参加を見込んでいる。
スキルアップ研修は、インターネットを活用して宿泊予約を増加させる手法を学ぶ。10月13日の仙台会場(仙台サンプラザ)を皮切りに全国8会場で実施する。初級と中級の2コースあり、両方受けることもできる。
研修事業開催については日観連、国観連、全旅連が協力している。詳細は日観協のホームぺージ(http://nihon-kankou.or.jp/)。