日立アドバンストデジタル(神奈川県横浜市、電話045-865-8155)はこのほど、電子看板システム用ソウトウェア「Vivid Signage(ビビットサイネージ)」を発売した。旅館・ホテルなどの施設ロビーや店舗内に設置したディスプレイ装置に動画や静止画の複数の映像コンテンツを配信し、表示させるもの。
同社では、コンテンツ作成が容易な静止画専用タイプとプロモーション映像などの動画コンテンツを表示できる動画対応タイプの2種類のソフトウェアを用意しているが、これは動画対応タイプの最新版。
利用できる表示端末は1台から1千台まで。「表示画面レイアウト」「表示スケジュール」などを設定し、ネットワークを通じて各表示用端末にデータを配信するだけで、管理パソコンを使って一括管理できる。配信データは表示用端末に蓄積されディスプレイ装置に表示するので、ネットワーク障害による表示速度の低下や非表示状態などのトラブルが発生しない。
チェーン店舗や全国支店など表示端末台数の多い大規模な構成にも対応できる。
表示用のディスプレイ画面は、最大6画面に分割可能。分割画面にそれぞれ異なるコンテンツを表示できる。
LANだけではなく、USBメモリによる配信やインターネット経由での配信にも対応できるほか、ビビットサイネージの「仮想プリンタドライバ」を使い、普段使っているアプリケーションから「印刷」コマンドを実行することで簡単に静止画コンテンツを作成できるといった特徴もある。
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