47年続く共生の理念共有
日本秘湯を守る会(佐藤好億名誉会長、星雅彦会長)は12月15日、第47回定時社員総会を静岡県熱海温泉の大観荘で開いた。コロナ禍の影響で、本格的な総会は2年ぶりで、160人の社員から53人が出席。47年間引き継ぐ共生の理念の共有のほか、22年度事業計画案の発表、21年度の収支予算案の承認、事業報告を行った。
冒頭、星会長が「1975年に33軒の山の宿が集まり始まった会だが、あと少しで50周年を迎える。近年はコロナ禍で顔を合わせる機会はなかったが、ここで一度ゼロに戻して共生の理念を再確認したい。人手不足、後継者問題など、山の宿の環境は厳しいが、原点に思いをはせながら共に難局を乗り切っていきたい」とあいさつした。
21年度の事業報告では、スタンプ事業はスタンプ帳を新たに3.5万部作成し、招待宿泊(20年11月1日~21年10月31日)は6496人だったことを報告。コロナ禍の影響で、従来行っていた「冬季~春季キャンペーン」「夏のキャンペーン」は行わなかった。るるぶトラベルとは、昨年度に5年間の連携契約の期限が切れたが、新たに3年契約を締結。21年9月から販売連携を再開した。このほか、秘湯ウェブ、るるぶトラベルポイント、秘湯グッズの販売、スタンプ分担金などの清算業務が行える会計ソフトの開発を行い、21年12月からソフトの稼働をしている。
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