日本旅行は2月24日、2016年度決算を発表した。子会社を含めた連結は、経常で20億1800万円の黒字を計上した。前年(22億8700万円)を11・8%下回るが、営業利益、最終利益はともに前年を上回った。営業収益は529億7200万円で、前年比0・2%増加した。
営業利益は13億9200万円で、前年比1・3%増加。法人税などを控除した後の最終利益は11億3900万円で、同10・5%増加した。
日本旅行単体は、営業利益6億9600万円(前年比64・0%増加)、経常利益11億2600万円(同2・5%増加)、最終利益4億400万円(同24・6%増加)。営業収益は同0・4%増の454億5200万円と、増収増益になった。
単体の部門別営業収益は、国内旅行が同0・4%減の293億9500万円。海外旅行が同12・9%減の95億4900万円。国際旅行が同27・2%増の49億200万円。附帯事業が同69・5%増の16億500万円。
国内旅行部門では、企画商品でJRセットプランの販売強化とインターネット専用商品の拡充、団体旅行で中核分野(教育旅行、MICE、BTM、インバウンド)への取り組み強化を進め、企画商品は販売高が前年比1・2%減と微減も、団体が同4・5%増加した。
2017年度は新中期経営計画「VALUE UP 2020」の初年度として、中核分野の強化を一層進めるとともに、地方創生事業を全社的に強化する方針。
2017年度の業績予想は、連結が営業利益10億2千万円、経常利益16億3千万円、最終利益10億9千万円。営業収益538億円。
単体は、営業利益5億5千万円、経常利益8億6千万円、最終利益5億3千万円。営業収益467億円。