日本ホテルスクールのブライダルゼミ発表会
日本ホテルスクール（石塚勉校長）は18日、ブライダル科2年生がオリジナルブライダルプランをプレゼンテーションする「ブライダルゼミ発表会」を東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で開いた。
新型コロナウイルス対応ガイドラインに従って、会場人数を例年より縮小。来賓20人、学生40人、教職員・運営スタッフ20人の直接参加80人と、Ｚｏｏｍ参加130人の合計210人で開催した。例年8チームが行っている当日発表も、今年は事前選考会を突破した4チームに絞った。
各チームは決められた架空の新郎・新婦に対して、現実味のある結婚式を学生の立場から考え、見積書も含めた具体的なブライダルプランを提案する内容を発表した。基本設定は「もともと2020年6月に結婚式を挙げる予定だった新郎・新婦。新型コロナの影響で延期を決断。ゲストの皆さんにも安心して楽しんでもらうためには、いつ頃どのような形で挙げるのがよいか提案が欲しい」というもの。
リアル披露宴とリモートパーティーを組み合わせた各種プランや、受け付けをＱＲコードで行い、新郎新婦の思い出の写真も各テーブル上のタブレットでスライド表示するなど極力非接触を心がけるアイデア、新郎・新婦の地元をつなぐ北陸新幹線の沿線の食材や名物料理にこだわった披露宴メニューの提供など、時流に沿った提案を4チームが発表。来賓とＺｏｏｍ審査員の投票により、総合賞とリアリティ賞には、「Ｍａｋｅ ｙｏｕ ｈａｐｐｙ～心に残るひと時を～」、プレゼンテーション賞には「人と心の繋（つな）がり」が選ばれた。
日本ブライダル文化振興協会の野田兼義専務理事は総評で、「コロナ禍でブライダル産業も大きな影響を受けているが、業界は皆さんの若い知恵と行動力に期待している。本日発表されたようなコロナ社会と共存していくアイデアを求めている」とエールを送った。
日本ホテルスクールのブライダルゼミ発表会
