日本の文化・伝統を語るストーリー「日本遺産」 文化庁認定、地域活性化へ活用へ


 文化庁は、地域の歴史的魅力や特色を通じてわが国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」と認定。ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形のさまざまな文化財群を総合的に活用する取り組みを支援している。

 制度は文化財(文化遺産)の価値付けを行い、保護を担保することが目的の世界遺産登録や文化財指定と異なり、地域に点在する遺産を「面」として活用、発信することで、地域活性化を図ることを狙いとしている。

 認定されたストーリーは2015年度の制度開始から現在までに104件。20年度に22都道府県の21件を認定し、当初の目標だった100件を突破、その後の新規認定は行われていない。

 21年度から評価制度が導入された。これまで認定された地域で取り組みに温度差があるなどの課題が見られたことから、「日本遺産全体の底上げを図り、ブランドを維持・強化する」ことを目指したもので、評価結果によっては認定取り消しもあり得るとしている。同年度は15年度に認定された18件を審査し、14件を認定継続、4件を再審査としたが、4件いずれも条件付きで認定が維持された。また22年度は16年度に認定された19件を審査し、16件を認定継続、3件を再審査とした。再審査結果は年内をめどに発表する。

 他の地域のモデルとなる「重点支援地域」も認定継続ストーリーの中から選定。21年度は4件、22年度は3件が選定された。地域は次の通り。

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