日旅連が総会、宿泊増売へ周年事業に協力


総会には約200人が出席

総会には約200人が出席

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(小林喜平太会長=長崎県・稲佐山観光ホテル、2095会員)は18日、東京の浅草ビューホテルで通常総会を開き、「会社の中期経営計画や創業110周年に協力し宿泊販売の拡大を図る」とする今年度事業計画を承認した。2年間の任期満了に伴う役員改選では小林会長を再選した。

 小林会長は「日旅連塾、日本の観光・物産博、ワークショップ、REN—CUPと、われわれ旅連の事業が順調に推移している。われわれの一番の目的は宿泊券の増売。会社の中期経営計画『ACTIVE2016』の効果で、販売が順調に推移していることは大変ありがたい。今年は会社創業110周年の記念の年。旅連としてもできる限りの協力をしていかねばならない」とあいさつ。

 日本旅行の丸尾和明社長は、会社の業績と今後の事業方針を述べた。昨年の販売実績は「総販売額が前年比105%の4160億円で、6年ぶりに4千億円に到達した。210億円伸びたうち、120億円が国内旅行、65億円がインバウンドだ。『ACTIVE2016』で中核分野とする教育旅行、MICE、BTM、ネット販売、インバウンドのいずれも着実に伸びている」。

 今年については「女性と熟年シニアをけん引力として、お客さまの層の拡大に取り組む。さらにインバウンドの拡大、北陸新幹線などJRを使った旅行商品の拡充、創業110周年商品の造成にしっかり取り組む。旅連を含めた地域、お客さま、われわれの全てが元気になる『三つのWIN』の関係を築いていきたい」と述べた。

 日旅連の今年度事業は、会社の営業マンとの商談会「ワークショップ」(西日本エリア7月22日、東日本エリア7月中旬予定)、日旅連営業推進委員会メンバーら若手経営者の研修会「日旅連塾」(6月16日、東京都・ホテルメトロポリタンエドモント)、会社との親善ゴルフ大会「REN—CUP」(9月3日、千葉県・紫カンツリークラブ)など。

 会社と台湾観光協会が主催する「日本の観光・物産博」(6月26〜28日、台北市・台北駅構内)にも参加協力する。

 【新役員陣容】(敬称略、カッコ内は所属)
 名誉会長=丸尾和明(日本旅行社長)▽会長=小林喜平太(長崎県・稲佐山観光ホテル)▽常任副会長=浅野謙一(新潟県・夕映えの宿汐美荘)、桑島繁行(北海道・知床グランドホテル北こぶし)、吉金嘉洋(日本旅行取締役)▽副会長=八木眞一郎(福井県・あわらの宿八木)、菅野豊(福島県・ホテル華の湯)、齊藤茂行(長野県・明神館)、照屋修興(沖縄県・ホテルムーンビーチ)、宮村耕資(高知県・ホテル南水)、梅林保雄(広島県・宮島ホテルまこと)、金原貴(静岡県・時わすれ開華亭)、田岡茂(兵庫県・心の宿三國屋)、高島淳一(熊本県・湯峡の響き優彩)、森田繁(群馬県・古久家)

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