日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、根津文博会長=北海道・御園ホテル)は7月2、3の両日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで連盟の若手会員を対象にした勉強会「日旅連塾」を開講する。初回となる今回は、日本旅行が重点施策として進める「ITと地域観光振興」と、業界の最重要課題「旅館・ホテルの金融・再生」をテーマに専門家が講演するほか、参加者によるパネルディスカッションを行う。
参加対象は、観光素材の開発や地域への誘客事業で中心的な役割を担う若手会員の組織「営業推進委員会」のメンバー。日旅連本部と全国の支部連合会の各営業推進委員会から、約50人が参加する。
初日はITと地域観光振興をテーマに、日本旅行ICT事業本部、日旅連本部営業推進委員会観光素材研究委員会の双方から講演するほか、「これからのIT販売戦略について」と題して、ポータルサイト「ライブドア」の立ち上げや、著書「ブログ炎上」で知られる伊地知晋一氏(ゼロスタートコミュニケーションズ専務)が講演する。講演者を交えたパネルディスカッションも行う。
2日目は旅館・ホテルの金融・再生をテーマに、観光経済新聞にコラムを連載中の青木康弘氏(山田ビジネスコンサルティング事業企画部副部長)が講演。金融・再生問題の解決手法について、質疑応答を行う。
塾では「旅連組織の価値向上や、次代を担う会員の『誇りと情熱の醸成』を目指したい」としている。