日本商工会議所(会頭・岡村正東芝相談役)は13日、「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」の大賞に、豊後高田商工会議所(大分)を選んだと発表した。表彰式は20日、神戸市を中心に開かれる「全国商工会議所観光振興大会2009 in 神戸」で行う。
大賞は商工会議所が行 う観光振興事業について「他の地域の範となる活動を行う商工会議所を顕 彰することで、観光立国 の推進と地域活性化に貢献することを目的」(日商)に昨年創設。第1回 は京都商工会議所が受賞した。
豊後高田商工会議所は犬と猫しか歩かないとさ え言われた商店街で、数 多く残る昭和年代の店舗、建物を活用して「昭和の町」を再現した活動が評価された。「商店街が元気だった最後の時代をテーマに再生に取り組み、商業と観光の一体的な振興を図った」と日商。
振興賞は武雄(佐賀)と境港(鳥取)の2商工会議所が受賞。
武雄市は韓国からのアクセスの良さやゴルフ場の多さを生かした、韓国人ゴルファーの誘客活動が対象に。釜山で開かれ た観光商談会への参加や 現地旅行会社との交渉を行う一方、旅館・ホテルの従業員を対象に韓国語講座も開くなど、受け入れ態勢の充実に努めたと いう。
境港については地元出身の漫画家、水木しげるさんの「妖怪」考察を通じたご当地検定や、妖怪ソングのCD制作、販売 が評価された。
このほか、奨励賞に新潟、桐生(群馬)、横浜(神奈川)、西宮(兵庫)の各商工会議所が選ばれている。
日本商工会議所(会頭・岡村正東芝相談役)は、「全国商工会議 所きらり輝き観光振興大賞」の大賞に、豊後高田商工会議所(大分)を選んだと発表した。表彰式は、神戸市を中心に開かれる「全国商工会議所観光振興大会2009in神戸」で行う。