
観光庁は11月3日、フィリピン共和国観光省と観光分野における協力覚書(MOC)を締結した。岸田文雄首相のフィリピン訪問に際し、マニラで締結したもの。署名者は斉藤鉄夫国交相とクリスティーナ・G・フラスコ観光大臣で、両者とも事前指名した。
覚書では両国の観光分野における協力の促進が謳われており、2国でインバウンドの増加、双方向の観光交流の促進、高付加価値な旅行者の相互往来の促進と観光消費額の拡大などに取り組み、相互交流のための空・海路による交通手段の安定・強化にも努める。加えてサステナブルツーリズム、文化観光、アドベンチャーツーリズム、ガストロノミーツーリズムや観光人材の育成などでも協力。相互協力のための合同作業部会も設置する。MOCの期間は5年間で、その後自動的に更新される。