観光庁が13日に発表した今年9月の主要旅行業62社の旅行取扱状況速報は、総取扱額が前年同月比5.3%減の5532億6780万円だった。前年実績割れは14カ月連続だが、9カ月ぶりに前年比の減少幅が2ケタから1ケタに縮まった。このうち国内旅行は同3.5%減の3255億1992万円、海外旅行は同7.3%減の2237億5691万円、外国人旅行は同29.0%減の39億9097万円。
国内旅行は11カ月連続の前年割れ。取り扱い57社中、前年の取扱額を超えたのは12社で、前月の3社よりも増えた。
海外旅行は前年割れが16カ月連続となった。取り扱い60社のうち21社が前年を超えた。
外国人旅行は13カ月連続前年比減。33社中9社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比3.8%増の1668億1784万円。このうち国内旅行は同1.0%減の900億7701万円、海外旅行は同10.1%増の764億7021万円、外国人旅行は同8.3%減の2億7062万円。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比4.5%増の390万2487人だった。内訳は、国内旅行が同1.0%増の339万6789人、海外旅行が同38.6%の49万2048人、外国人旅行が同16.8%の1万3650人。