10月からのDCにらむ
新潟県旅館ホテル組合は「にいがたお宿の晩ごはん」と銘打って、新潟の食文化を発信する新企画を打ち出しているが、19日、マスコミを集め、東京都内でその内容を披露した。10月1日から始まる「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)」でアピールする。
同組合はこれまで、食のプランとして「にいがた朝ごはん」「地酒の宿」事業を実施してきたが、新たに晩ごはんを加え「にいがたお宿のガストロノミー」として全国に発信していく。
晩ごはんは、DCのテーマ「日本海美食旅(ガストロノミー)」に合わせ、宿で提供する夕食について、(1)食で地域のストーリーを知る(2)お宿自慢の料理を食す(3)おいしいストーリーを旅する―という三つの楽しみ方を味わってもらう。
同組合の柳一成副理事長(お宿のガストロノミー委員長)は「新潟の食を通じて地域の物語を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
試食会では新潟の炊きたての米を中心に、棚田鍋(松之山温泉)やふぐの子の粕漬(佐渡)など17軒の自慢の料理や地酒がふるまわれた。また、JTB、KNT―CTホールディングス、日本旅行など6旅連がDC関連の商品を紹介した。
釜で炊いた炊きたての新潟米をアピールする関係者。味は絶品