新潟県旅館組合は3月30日から3日間、東京の日本橋にいがた館NICOプラザでイベント「天地人ゆかりの地“2009年新潟県大観光交流年・春の開幕”」を開いた。旅館組合女将の会(飯田美紀子会長=ホテル泉慶・華鳳)を中心に、組合員と地元地銀の第四銀行のメンバーら総勢約40人が、NHK大河ドラマ「天地人」で話題の同県の観光をPRした。
会場では県内の主な温泉地や天地人ゆかりの地、名産品などをポスターやパンフレットで紹介。女将による観光相談コーナーも設けた。今年10月に始まる新潟デスティネーションキャンペーン(DC)のメーンテーマ「食」にもスポットを当て、地酒と餅の販売を行ったほか、女将による抹茶の接待や、越後姫(いちご)の試食で来場者を楽しませた。
女将の会のメンバー、越後湯沢温泉ホテル双葉の小林房子さんは「厳しい経済状況ですが、県の大観光交流年でお客さまは増えつつあります。天地人やキャンペーンなど、話題豊富な新潟県へ、ぜひお越し下さい」と話した。
街頭では旅館組合のメンバーとともに第四銀行の小原雅之頭取、並木富士雄常務もはっぴ姿で誘客に努めた。
新潟県は同県が舞台のNHK大河ドラマ天地人の放映や、国体、DCの開催が重なる今年を「大観光交流年」と銘打ち、観光PRや受け入れ態勢の整備に力を入れている。
女将会の飯田会長(左端)らが街頭で呼び込み