観光庁によれば、10月28日・29日の2日間、「第10回世界遺産サミットin斑鳩」が開催される。主催は観光庁や日本観光振興協会、世界文化遺産地域連携会議、斑鳩町、奈良県などからなる「第10回世界遺産サミットin斑鳩実行委員会」。
サミットは世界遺産がある自治体の首長等が集まり、文化財・観光分野の有識者とともに、世界遺産の保全や観光面での活用について意見を交換するもの。今回のテーマは「温・故・知・新~世界遺産の普遍的価値の継承と活用をデザインする持続可能なまちづくり~」とした。2023年は「法隆寺地域の仏教建造物」が姫路城と共に日本で初めて世界遺産に登録されてから30周年の記念年であり、記念事業として開催する。
開催場所は法隆寺聖徳会館で、10月28日には「歴史から学ぶ」をテーマに「近世から近代における世界文化遺産の観光史」、「現在(いま)を知る」をテーマに「歴史・文化遺産都市を支える『まちづくり』」と題した2つのパネルディスカッションを実施。29日にはサミット会議が開催され、首長会議とともにJTB代表取締役社長執行役員でUNWTO賛助加盟会員アジア太平洋地区代表理事の山北栄二郎氏の講演が開催される。
サミットの参加者は確実180名先着順で、料金は無料。詳細は斑鳩町のホームページに掲載されている。申し込みはFAXまたは歴史街道のホームページから必要事項を記入の上応募する。締切は9月30日まで。