昨年9月28日死去した指宿白水館名誉会長で、元国際観光旅館連盟(現日本旅館協会)会長の下竹原弘志氏(享年94)を偲ぶ会が12月8日、鹿児島県指宿市の指宿白水館薩摩伝承館で執り行われた=写真。故人を偲び、約400人が参列した。
下竹原和尚会長による主催者あいさつの後、故人の妻で取締役のサツさんが思い出を語った。また、日本旅館協会副会長で、中原別荘社長の中原国男氏が来賓追悼の辞を述べ、「最も尊敬する師であり、常に私の心の支えだった。故人の遺志を継ぎ、これからも地域の発展に貢献していきたい」と誓った。
下竹原氏は終戦後に旅館を創業。地域の観光振興や旅館業の発展に尽くした。国観連会長を1995年6月から99年6月まで務めた。79年に藍綬褒章、99年に勲三等瑞宝章受章。