岐阜県旅館ホテル生活衛生同業組合(滝多賀男理事長、約570会員)はこのほど、下呂市の水明館で創立60周年記念式典を開いた。森岡久尚・県健康福祉部長(知事代理)、服部秀洋・下呂市長、多田計介・全旅連会長ら多くの来賓が出席、60周年を盛大に祝った。
滝理事長は冒頭の式辞で、組合の歴史を振り返るとともに、「数年前から、建築物の耐震改修問題や民泊問題が浮上し、旅館業界の経営に大きな障害となる諸問題が新たに発生している」と指摘。そのうえで、「組合員の要望を解決するためには団体の総力を結集し、一致団結してことに当たることが重要だ」と強調。
また、創立60周年記念誌を発刊したことを明らかにし、「後世に足跡を語り継ぐことはわれわれに課せられた責務」と述べた。
森岡部長、服部市長、多田会長のほか、県会議員の岩井あつこ、県警本部参事官の森島竜一の両氏が祝辞を述べた。
式典会場には「災害に強い安心安全な宿づくりを推進しよう」などと書かれたスローガンが掲げられ、組合青年部長の熊崎平一郎氏が朗読した。