山口県はこのほど、「おいでませ山口イヤー観光交流キャンペーン」を実施すると発表した。今年7月から12月までをプレキャンペーン、来年3月から8月までを本キャンペーンとし、計12カ月間で、観光客数3千万人、うち宿泊客数450万人を目指す。
キャッチフレーズは「はじめてなのに、なつかしい。おいでませ山口へ おとずれるたびに、あたらしい。おいでませ山口へ」。
(1)滞在時間を延ばす(2)県民参加の促進(3)リピーターの確保──に重点を置く。実施主体は、おいでませ山口観光キャンペーン推進協議会(事務局・県観光連盟)。
キャンペーン推進にあたっては、JR西日本とのディスカバーウエストキャンペーンと連携した広報宣伝展開やマスコミ、旅行業者への情報発信に力を入れる。
地元では「ディスカバー長州博」として、「明治維新の旅」、歴史の道「萩往還」「やまぐちあるく」を実施。県の自然と歴史をテーマに着地型旅行商品、ウォークイベント、期間限定の文化財などの特別公開が行われる。
このほか、宿泊客をターゲットに滞在型観光の魅力アップを図る「とまろう山口フェア」、ディスカバーウエストキャンペーンとタイアップした、プレゼント企画や集客イベントを展開する「ぐるるん山口フェスタ」などを実施する。
09年の観光客数は2433万2千人。うち日帰り客は2115万6千人、宿泊客は317万6千人となっている。