
キッタのロゴ
小田急電鉄は16日、カヤック(神奈川県鎌倉市)が提供するコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を「キッタ」として、下北線路街をはじめとした「シモキタエリア」の店舗に本格導入した。人と人、人と地域のつながりを増やす取り組みとして、導入の拡大を目指す。
まちのコインは、金で買えないうれしい体験で暮らしをもっと楽しくするというコミュニティ通貨サービス。これまでに11の地域で活用。まちのコインアプリのダウンロードで誰もが利用できる。各地域の課題に合わせて使い方がデザインでき、エリアごとに清掃活動やフードロス対策など設定された活動に参加することでコインが獲得できる。獲得したコインは、同エリア内の対象店舗などで通常メニューにはないサービスや体験として利用者に還元される。
キッタの導入は、開発エリア06「BONUS TRACK」内の一部店舗と開発エリア10「下北線路街 空き地」をはじめ、地域のライブハウスや飲食店など計18カ所。利用者は、シモキタの文化的な魅力を引き出す下北線路街 空き地でのライブ演奏や、ライブハウスでのライブ鑑賞、商業施設内での「まちピアノ」の演奏などの取り組みや、脱プラスチックゴミやフードドライブなど社会課題の解決に資する活動への参加を通じてキッタを獲得する。獲得後は、対象の飲食店やカフェで利用ができる。
同社は、取り組みを発信、利用拡大のイベントとして「キッタ展」を22日まで下北線路街・BONUS TRACK内のギャラリーで開催していた。
キッタのロゴ