春の観光シーズンに合わせて関東圏からの観光客を誘致しようと、富山県観光連盟は1月23日、東京都の品川プリンスホテルで富山県観光説明会を開いた。冒頭あいさつした藤井健三・県観光連盟副会長は、昨年は新潟県中越沖地震、能登半島地震の風評被害を受けて客足が伸び悩んだとして、「早く通常ベースに戻したい」と意欲を示した。
藤井副会長は、7月に全線開通する東海北陸自動車道を生かした商品造成を旅行会社の担当者らに呼びかけた。
春の観光イベントでは、各担当者が、4月に開催する「全日本チンドンコンクール」や「となみチューリップフェア」などを紹介して、集客をアピールした。
説明会後、個別相談会も開かれた。富山県の自治体や観光事業者48人が、旅行会社の造成担当者らに観光魅力をPRした。
昨年の宿泊客の状況については、坂井守・宇奈月温泉観光協会会長が説明。県内の宿泊客数は前年比10%減。このうち外国人客は同30%増と台湾人を中心に好調に推移しているが、国内客は前年比40%減と大幅にダウンした。
説明会を開催した