女将が薦める女将の宿の集い「ほのぼの会」(会長=伴玉枝・本家伴久萬久旅館大女将、会員40人)の総会が13日、東京都台東区の観光経済新聞社で開かれた。新たに入会予定の6軒の紹介を行ったほか、新パンフレット作製にあたっては、48軒程度を掲載すること、女将同士がさらに協力し合って誘客に努めることが確認された。
33軒の旅館・ホテルの女将が出席した総会では、始めに伴会長があいさつし「不況の中始まったこの会だが、心を込めてパンフを配ることで少しずつ成果が出てきている。今後も切磋琢磨して頑張っていこう」とさらなる努力を促した。
また「ほのぼの」パンフ利用者へのサービスが行き届くよう、従業員に対し「ほのぼの」のスタンプシステムなどについて十分に指導することが確認された。
ほのぼの会は旅館・ホテルの全景や料理、予約用の電話番号を大きく掲載した共同パンフ「ほのぼの」を独自に作製している。パンフは持ち歩きやすいよう、女性はハンドバッグに、男性は内ポケットに入れられるようなサイズ。宿泊料金が1泊約2万円以上の宿泊客や地元の富裕層などを対象にパンフを女将が直接配ることで、顧客の拡大を図っている。
パンフにはスタンプ欄があり、10軒分のスタンプが捺印されると、夫婦2人が会員のどの宿でも無料で招待される。
女将同士がさらなる協力を確認(本社会議室)