「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」(青森県十和田市)は、今月13日から30日までの期間、早春の花咲くコケをめでるプログラム「春のお苔(こげ)見」を開催している。宿泊者対象で、奥入瀬渓流に咲くコケの花を鑑賞できるほか、プログラム限定のスイーツも楽しめる。
奥入瀬渓流には、日本で約1800種類あるコケのうちの約300種が生息している。2013年には日本蘚苔類学会により「日本の貴重なコケの森」に選定され、近年コケの鑑賞スポットとして注目を集めている。今回のプログラムは、コケの花と呼ばれる胞子体が多く見られる春の時期に、コケの花見である「お苔見」を楽しめるよう企画された。奥入瀬渓流の苔を熟知した渓流コンシェルジュが、コケの花を見られるスポットに案内する。
プログラム参加者には、コケの花のデザインの観察をより楽しめる「お苔見パーフェクトセット」を用意。さまざまな倍率に対応したルーペや、コケになりきってお苔見ができる照明付きの帽子「苔の花ライト」が提供され、よりディープなコケの花の世界を楽しめる。
同プログラムでは、コケの花をイメージした限定スイーツ「苔の花スイーツ」も用意。英語で「アップルモス」と呼ばれるタマゴケを、りんごを使用した3種類のスイーツで表現する。このほか、アクティビティの最後には自宅でもコケのデザインをめでられる「ミニ苔テラリウム」もプレゼントする。
期間は今月30日までの昼2時から4時の間で提供。予約は公式サイトで希望日の1週間前まで受け付ける。定員は6人で、料金は1人6600円。