約190カ国から千人を超す参加者が見込まれる大型国際会議「2016年ワン・ヤング・ワールド次世代リーダー国際サミット」の開催都市に神戸市が立候補している。決まれば、日本初開催。日本政府観光局(JNTO)や神戸国際観光コンベンション協会が誘致活動を支援している。
JNTOによると、同会議は、世界500社を超えるグローバル企業の賛同で設立された産官学連携によるリーダー育成のための国際フォーラム。2010年のロンドン大会以降、毎年、各地で開催。次世代のリーダーとなる若手と現役のリーダーが世界的な諸問題を議論する。
16年の開催は、10月5〜8日の予定で、参加者は1300人(海外1200人、国内100人)を見込む。開催都市を争う立候補都市は、神戸市のほか、香港、バンコク、オタワ。今年10月のダブリン大会で開催都市が決定する予定。
誘致活動は、JNTOが今年3月に実施した国際会議海外キーパーソン招請事業への同会議関係者の参加がきっかけとなって始まった。同会議関係者は、神戸市を訪れる視察コースに参加し、東京都内で開かれた商談会で神戸市側と商談していた。
今月8〜10日には同会議の国際本部の関係者が来日し、神戸市の現地視察を行った。現地視察に関しても、JNTOは、神戸国際観光コンベンション協会とともに、視察旅程作成や職員派遣などで誘致活動を支援した。