内閣府と財務省はこのほど、法人企業景気予測調査の1~3月期分を公表した。同期の自社の景況判断BSIは、大企業がマイナス4.5と、昨年4~6月期以来、3期ぶりの下降超となった。中堅企業、中小企業もマイナス15.2、マイナス31.4と、ともに下降超だった。来期(4~6月期)は大企業のみ上昇超に転じる見通し。
BSIは前期比で景況が上昇と回答した企業割合から下降と回答した企業割合を引いた値。
大企業、中堅企業は前期(昨年10~12月期)の上昇超から下降超に落ち込んだ。中小企業はマイナス幅が拡大した。
4~6月期の見通しは、大企業が2.5、中堅企業がマイナス0.7、中小企業がマイナス10.5。大企業のみ上昇超の見通し。
7~9月期は大企業が7.1、中堅企業が6.9、中小企業がマイナス4.1と、中小企業のみ下降超で推移する見通し。