市長「新たな観光の始まり」
NHK大河ドラマ「青天を衝け」(主演・吉沢亮)の主人公、渋沢栄一の生誕地である埼玉県深谷市で15日、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」のメディア向け内覧会が行われた。小島進市長も顔を見せ、ドラマ館の集客効果に期待を寄せた。
ドラマは14日スタート。関東地区の平均視聴率は20.0%だった。初回が20%の大台に乗ったのは13年の「八重の桜」(同・綾瀬はるか)の21.4%以来で、実に8年ぶりという。
会場はJR深谷駅から徒歩約15分にある「深谷生涯学習センター・深谷公民館」の1階部分の約650平方メートル。渋沢が生まれ育った家として創作されたセットでは、登場人物の衣装や小道具、主な出演者のサイン入り色紙などが展示され、メーキングビデオの上映もある。ドラマの進行に合わせて展示内容を更新する予定だ。
開館期間は来年1月10日までで、約50万人の来場を見込んでいる。入場料は18歳以上が800円、小中高生400円。団体料金はそれぞれ640円、320円。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、混み合う場合は入場制限などを行う。
小島市長は「市民の関心も高く、深谷の新たな観光振興がスタートする。深谷に何度でも足を運んでもらえるような仕掛け作りをしていく」と抱負を述べた。
ドラマ館の会場となる深谷生涯学習センター・深谷公民館
渋沢の生家「中の家」のロケセットを再現
登場人物の衣装