日本舞踊の山村流上方舞の師範、山村若瑞(わかみずき)さん(28)=奈良市=がこのほど、地歌舞などの伝統文化を国内外に発信したいと、東京都台東区の観光経済新聞社を訪問した。
若瑞さんは幼少のころから、母、山村若女さんの指導を受け、3歳で初舞台に立って以降、さまざまな舞台で活躍。奈良、京都、東京などで地歌舞の普及に努めている。
2016年にはローマの在イタリア日本大使館に招かれ、ミス日本酒奈良代表として日本酒を紹介するとともに、各地で座敷舞を披露した。また、関西を訪れる外国人観光客の希望に応じて和服の着付けや舞の体験レッスンを行うこともある。
若瑞さんは「若い人にも興味を持ってもらいたいと、舞の披露だけでなく、日常に役立つ所作などを紹介するワークショップを東京などで開催している。海外の方にも日本の伝統的な文化を発信していきたい」と話す。
さまざまな舞台に出演中だが、11月3日には奈良県吉野町の如意輪寺の菊まつりで、若女さんと座敷舞を披露する。
山村若瑞さん