国際興業、7月から木材パルプを主成分にした環境配慮型「バイオマススリッパ」を発売へ


 バス・ホテル事業などを展開する国際興業(東京都中央区、南正人社長)は2023年7月から、木材パルプを主成分にした環境配慮型「バイオマススリッパ」の販売を新たに始める。

 スリッパ本体の生地には、王子グループの王子キノクロス株式会社(本社:静岡富士市)が開発した植物由来の新素材「キナリトLEAF」を使用しています。

 昨年4月、プラスチックごみを減らし、持続可能な社会を実現することを目的に「プラスチック資源循環促進法」が施行されました。これにより宿泊事業者は、客室アメニティのプラスチック製品使用の合理化や、プラスチックごみ排出の抑制を求められています。現状では規制対象になってはいないものの、客室で使われている使い捨てスリッパは、そのほとんどが海外からの輸入品で、石油由来のプラスチック原料を主成分にしています。

 今回販売する新商品「バイオマススリッパ」は、スリッパ本体の生地にパルプを主成分とした植物由来の新素材(キナリトLEAF)を使用しています。プラスチック使用量及び、CO₂発生量の削減に取り組むことで、SDGs達成に貢献したいと考えております。

 今後の販売先として、高級ホテルやリゾートホテル等の宿泊施設、エアライン、観光列車、寝台列車、観光バス、夜行バス、エステサロン、病院、ゴルフ場クラブハウス、スパ・サウナ施設等を想定しています。

≪商品概要≫

【製品名】パルプを主成分にした「バイオマススリッパ」     

【発売日】2023年7月より

【数  量】1ケース64足入り

【素  材】キナリトLEAF

※(主成分:木材パルプ)

※キナリトLEAFは王子キノクロスの新素材です

≪バイオマススリッパの特徴≫

【特徴1】

・原料の80%以上が植物由来

・バイオマスマーク80を取得

※バイオマスマーク:生物由来の資源(=バイオマス)を活用し、品質及び安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印

【特徴2】

・軽くてやわらかなクッション性

・空気をたっぷり含んだエアレイド不織布を使用

・ふわっと包み込まれるような履き心地を実現

【特徴3】

・心地よい肌ざわりと吸水性、吸湿性

・表面はきめ細やかでなめらかな肌ざわり

・主原料の木材パルプがしっかり吸水、お風呂上がりも快適

※木材パルプ:赤ちゃんのおむつにも使われる安全で吸水性の高い素材

 バイオマススリッパは、生地製造も縫製も国内の工場で行うメイドインジャパンの商品です。縫製工場の一つである福島縫製福祉センターは社会福祉法に基づく第1種社会福祉事業や障害者総合支援法に基づく第2種社会福祉事業による就労支援B型を基準該当で実施する事業者で、同商品の縫製加工を担います。

 エンドユーザーへの商品説明としてプレートPOPもご用意しています。

※このプレートPOPは、石灰石が主原料のストーンペーパーで作っています。

 【この商品のお問い合わせ先】  国際興業(株)商事部営業推進課 03-3273-4045

 
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