国土交通省は7月20日、2023年度第2回の「国際クルーズ旅客受入機能高度化事業」で3港を選定した。同事業は港湾におけるクルーズ旅客の利便性・安全性の向上をはかるため、屋根付き通路の設置や旅客上屋の改修などを補助するもの。経費に対して3分の1以内で補助する。
5月29日から6月9日まで2次公募を行った結果、和歌山下津港、福山港、松山港の3港の補助を決定。和歌山下津港については和歌山県による和歌山本港区での貨客分離フェンス整備・可動式収納庫整備を、福山港については福山市みなと事業推進委員会による鞆地区・箕沖地区・箕島地区でのクルーズ旅客待合用テント整備を支援。松山港については愛媛県による外港地区での待合施設、貨客分離施設、屋根付き通路、歩行者誘導路面標示などの整備をそれぞれ支援する。