奈良県、JR西日本、近鉄、奈良交通は共同で、「古事記完成1300年記念 なら大和路探訪 吉野・飛鳥・山の辺の道キャンペーン」を10〜12月に開催する。期間中には、古事記などにちなんださまざまなイベントを実施する。
シールラリーは、冊子「なら大和路探訪 わたしだけの古事記」を手に、古事記に関連するスポットを巡り、設置しているシールを収集するもの。冊子には記念撮影した写真なども貼付できる。冊子の発売場所は橿原市観光交流センター「かしはらナビプラザ」、桜井観光案内所、飛鳥京観光協会、吉野ビジターズビューロー観光案内所。価格は100円。
10月6日〜12月9日の期間の土曜・休日にはJR桜井線(万葉まほろば線)で「古事記ガイド列車」を運行。車内では古代衣装をまとった劇団員との記念撮影ができる。劇団員またはボランティアガイドによる古事記の解説も行われる。奈良駅コンコースと桜井駅では劇団員による寸劇も披露される予定。
近鉄電車では「サイクルトレイン」を運行する。各自持参の自転車の持ち込みが可能な電車。吉野および橿原、飛鳥エリアに向けて運行され、各エリア到着後は自転車で散策できる。大阪(阿倍野橋)発は10月20日、名古屋発は11月3日に開催される。
キャンペーンは、奈良県が推進する「記紀・万葉プロジェクト」の一環。古事記完成の記念の年である2012年から、日本書紀完成の1300年に当たる20年までを期間として、古事記、日本書紀、万葉集に代表される歴史素材を活用した観光振興などを目指す。