世界最大の旅行口コミサイトであるトリップアドバイザー(東京都渋谷区、牧野友衛・日本法人社長)は9月29日にメディア向け説明会を開き、サイトの口コミ情報数などの動向を紹介した。
世界規模では、1年前と比較して、平均月間訪問者数は3・5億人から4・15億人に、口コミ情報数は3・85億件から5・35億件に、スマホアプリのダウンロード数は3・4億件から4・2億件にそれぞれ増加。
国内ユーザーについては、同様に1年前と比較して、国内旅行先閲覧者と海外旅行先閲覧者の比率が、72対28から77対23となり、「国内旅行での利用率が増加している」とした。
牧野社長はさらに「旅行先としての日本への関心が高まっており、海外からの日本の観光情報の閲覧数は2013年度以降増加している。2015年は前年比33%増、2016年は同19%増となった」と述べ、インバウンド旅行客増加に伴って、多様な観光情報へのニーズが高まったことを示した。
日本の旅行口コミ情報を閲覧した国の2016年の上位20カ国・地域も紹介。米国、中国、台湾、香港、オーストラリア、シンガポール、韓国、英国、タイ、マレーシア、カナダ、フィリピン、インドネシア、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、オランダ、インド、ブラジルの順だったとした。