北海道観光振興機構、発表会で冬ならではの魅力提案


東京都内で開かれた北海道ブロック記者発表会

 北海道観光振興機構(会長・堰八義博北海道銀行会長)は15日、北海道ブロック記者発表会を東京都内で開いた。テーマを「冬を楽しむ」として、道内の地域や事業者が、自然、食など冬ならではの観光資源をPRした。観光の閑散期対策として需要喚起を目指している。

 木古内町は、天保2(1831)年から続く神事「寒中みそぎ祭り」を紹介。佐女川神社に数日前間こもり、冷水で身を清めた若者4人が1月15日にみそぎ浜で厳寒の海に飛び込み、豊漁豊作を祈願する。期間中、町内では、かがり火やキャンドルが幻想的な雰囲気を演出する「みそぎ行列」などのイベントが行われる。

 9町村でつくる新幹線木古内駅活用推進協議会は、2月の特定日に運行される日帰りバスツアーを紹介した。北海道最古の住宅「旧笹浪家」や民謡「江差追分」などの歴史、文化に触れる「冬の江差号」、マグロ山かけ丼やカキなどを味わう「冬の松前号」の2コースが運行される。

 十勝観光連盟、豊頃町観光協会は、人気が高まっているジュエリーアイスをPR。ジュエリーアイスは、十勝川の凍結した氷が川から海に流れ出て、豊頃町の大津海岸に打ち上げられたもの。時間帯による見え方の違い、見学の際の防寒対策や近隣住宅への配慮について説明した。

 知床羅臼町観光協会は、世界自然遺産に登録されている自然と野生動物を紹介。クジラ、イルカ、オオワシ、オジロワシなどが観察できるクルーズ、シマフクロウを観察できる施設「シマフクロウオブザバトリー」などを映像を交えてPRした。

 北海道観光振興機構は、9月にスタートし、来年4月30日まで開催している「美味旬旅」キャンペーンをアピールした。支笏湖アイスウォーク、さっぽろホワイトイルミネーション、旨みが増す旬の魚介など、冬ならではの絶景、食、イベントなどをキャンペーンサイトで発信している。


 

 
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