「赤れんが」と呼ばれて観光客にも人気の北海道庁の赤れんが庁舎。五十数年ぶりの改修工事で地上に降ろされていたシンボルの八角塔が屋上に戻り、2年ぶりに姿を現した。
赤れんが庁舎は、1888(明治21)年に建てられた米風ネオ・バロック様式れんが造りの建築物。
1909(明治42)年に内部を全焼する火災に見舞われたが、幸い外壁が残り、2年後に復旧。その後、国の重要文化財にも指定されて明治の姿を伝えてきた。
現在、改修工事は屋根や外壁の補修がほぼ終り、内部の改装に入っている。
展示室や観光コーナーのほか、レストランや売店の設置、市内を展望する八角塔テラスの整備などを行い、北海道の歴史文化、観光の発信拠点として運営する。
リニューアルオープンは来年7月25日の予定。