北海道定山渓温泉の万世閣ホテルミリオーネ(浜野清正社長)は、3月から実施していた上層階(11階から13階)の客室の改修と食事処の新設などの工事を終え、10月25日にリニューアルオープンした。
客室の改修では、11~13階の31室を、72~80平方メートルのゆったりした広さのサウナ付き洋室(2室)と温泉展望風呂付き洋室(15室)に全面改修してグレードアップ。同地区で初めてとなるサウナ付き客室は、山並みが一望できるようサウナ室の前面をガラス張りとし、テラスには水風呂と外気浴用の椅子セットを設置。貸し切りサウナとして日帰りでの利用もできる。
温泉展望風呂付き客室も、大きな丸窓から温泉街の眺望を楽しめる造りとした。
3階に上層階専用の個室タイプの食事処「KUKSA(ククサ)」を新設。施設の名前は北欧で古くから幸せを与えると言い伝えられている白樺製マグカップから名付けたもの。北海道産の新鮮な野菜や魚介類を使った料理を提供する。
ミリオーネは、定山渓温泉街の入り口に位置する地上13階、地下1階建ての大型温泉ホテルで1997年に開業。改修後の客室数は297室。
館内には450平方メートルの広さを持つ大浴場や朝夕食を提供するビュッフェレストラン、カフェ、居酒屋のほか、コンベンションホールやプールがある。
宿泊料金は季節により変動。全面改修した11~13階の客室(2人用)は1人1泊食事付き(税込み)3万8500円から5万6100円。4~10階の客室は同1万3500円から2万8600円。
サウナ付き客室