クッキー「札幌農学校」で知られる北海道内大手の洋菓子メーカー「キノトヤ」はこのほど、北海道の春の情景にちなんだ焼き菓子「森の忘れもの」=写真=を発売した。
北国の森ではリスが越冬のため朽ち木の隙間にクルミを隠すが、その場所を忘れてしまい、春になるとそこから小さな芽が出る。富良野に住む脚本家の倉本聰氏がその情景を思い浮かべ、道産の原料にこだわって監修。化粧箱にも点描画で森の大樹をデザインした。
白花豆とあずきにミルクを加えたあんと卵、バターを使った生地のしっとりした焼き菓子で、クルミと枝豆で芽吹く緑を表現しており、土産品としても人気だ。
化粧箱5個入りが950円(税込み)、10個入りが1890円(同)で、バラ売りもある。道内の直営店やデパート、土産品店、空港売店で販売している。同社TEL0120(24)6161。